研究内容

当研究グループでは、高分子材料と最新の光学イメージング・分光計測技術をキーワードに研究を行っており、光学的手法による高分子・生体材料の物性解明を目指している。 研究テーマは二つに分けられ、一つは高分解能の光学イメージング技術を用いた高分子の基礎物性の研究である。ナノメートルスケールの光学観察が可能な顕微鏡技術を用いて単一高分子鎖レベル~マイクロメートルスケールの高分子の構造解析とそのダイナミクスの評価を行っている。高分子物理の主眼を置いた研究以外にも、近接場光学顕微鏡や超解像光学顕微鏡などの新規イメージング装置の開発も研究上の重要な位置を占めている。

もう一つのテーマは、高分子材料を応用した生体イメージングの研究である。高度な医療を実現する上で生体内の分子プロセスを可視化する「分子イメージング」が注目されているが、当研究室では高分子材料を基盤とした分子プローブの創製を行っている。蛍光イメージングや光音響イメージングなどに対応する高感度のプローブ開発を目指している。

各研究項目の詳細については下記リンクを参照。また当研究室で使用している主な機器については研究設備のページを参照。

これらの研究は様々な政府機関・民間財団からの研究助成を受けて行われています。